2014年10月31日金曜日

みんなの力

この映画は潤沢な資金に恵まれているわけではありませんので、
小道具も、大道具も、身の周りのものをフル活用しています。

移動撮影ドリーの代用の車椅子は、制作の清里のおばあちゃんの愛車だし、
それを整備してくれたのは、これまた制作の大島の元ダンのふみおちゃんです。

ヒロインが乗るママチャリは、ともちゃんが整備して家から運んでくれました。













(写真:石田知弘さん)


ロケセットの仕込みや木工指導をしてくれているのは、建築設計士の幸隆さん。
長岡木材さんは、貴重なスス竹や古材を分けてくださいました。
このほかにも、たくさんの方たちの協力を仰いでいます。

円谷さんのゴジラ1号が市井の人たちの手作業で大きな仕事をなしえたように、
生活に根ざしたモノたちを、多くの方たちの力も借りながら、
ていねいに作品に映し込んでいきたいです。

もともと映画は身辺を活写する欲求から始まりました。
フィクションも、現実に生きている人を写すので、
すべての映画はドキュメンタリーかもしれません。
そのNGシーンさえも、かけがえのない地上の生命活動の記録です。

謙虚に、そしてハツラツと、明日、11月1日クランクインします!